【設計製図6】独学で設計製図を実践してみよう製図編

二級建築士:設計製図

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前回のエスキスを元に、一式図を製図してみましょう
令和2年の試験内容を元にしていますので、木造2階建てになります
詳しい図面の描き方は、市販の日建学院や総合資格のテキストを購入してそれに沿いましょう
描き方がまるで独学だと試験に必要な線や情報が図面に載せきれない可能性があります

ちなみに私の描き方は、
基本は総合資格
伏図は総合資格と日建学院のハイブリッド
です

製図参考時間

エスキス 90分
面積表/計画の要点等 10分
1階平面図兼配置図/2階平面図 90分
2階床伏図兼1階小屋伏図 30分
矩計図 35分
立面図 15分
チェック 30分

面積表

エスキスで決めた面積を書くだけです

計画の要点等

これもエスキスで考えた文章を書くだけです

1階平面図兼配置図

ここから本番です
まずは1/200で描いたエスキスを参考に1階平面図兼配置図を描きます

画像1

これを1/100の縮尺で清書します

画像2

こんな感じです
令和2年本番の再現図の為、不備がありますので参考程度です

2階平面図

次は2階平面図です

画像3

このエスキスを元に描きましょう

画像4

こんな感じです
通し柱や換気扇などの凡例は2階平面図の空いたスペースに記載します
2階平面図まで描いたら、課題文を見ながら室の落としがないかなど軽く確認できると良いです
駐輪スペースを描き忘れていたとか、ちょいちょいあるものですので

2階床伏図兼1階小屋伏図

次は2階床伏図兼1階小屋伏図を描きましょう
2階の柱と壁の位置、1階の柱と壁の位置を間違いなくトレースしましょう

画像5

これがこうなります

画像6

下に凡例サイズの記載スペースがあるので、忘れずに書き込みましょう
今回は総2階でしたので小屋伏が発生していません

矩計図

次は矩計図を描きます

画像7

本番で玄関切ってしまったので、参考にならない矩計ですが…
矩計図は、1階と2階どちらもある部分を切断しましょう
1階か2階どちらかに開口部(窓)があれば良いです、私みたいに無理矢理両階に開口部を作らなくて大丈夫です
本番勘違いして、両階とも開口部がある場所を探して狼狽して嫌な汗をかなりかきました…
おかげで1階の土台や床下換気の記載がないので、おそらく減点です

立面図

ここまで来たらあと少し、最後に立面図です
1階平面図と2階平面図、矩計図を総合的に見つつ、食い違いの出ないように描きます

画像8

立面図は慣れたら10分位で描けちゃいますので、早く終わらせて、全体のチェックに時間を使いましょう

チェック

チェックは30分取れるとしっかり見れると思います
真っ黄色に染まった課題文片手に、ピンクのマーカーを持ち、全て図面に記載出来ているか確認していきます
描けていれば課題文をピンクに塗っていきます
室名が間違っていないか、洗濯機やトイレの手すりなど、要求されている設備がしっかり記載されているか、矩計ならアンカーボルトや羽子板、防湿措置の記載を忘れていないか、じっくりチェックするとかなり時間がかかります
最後までチェックして真っピンクになれば完了です!

時間が余ったら外構の描き込みを充実させる、床目地を描き込む、色々とやれることはあります
私は伏図の再確認をお勧めします…補強忘れの梁が、見れば見るほど後から後から出てくるんですよ…ていうか本番で出てきたんです…それで相当確認したはずなのに、後日復元してみたら、梁がかけられない所をひとつ見つけてしまいました…減点だああああ(´༎ຶོρ༎ຶོ`)と涙目になりました

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ここね、縦の120×330の梁を、横120×150の梁で受けてて、何してんねんて思いました
(これねかけられないんですよ…横の120×150を120×330にサイズアップしなくてはいけなかった)
本番では気付かなかったので、思い返すと今でもゾッとします

横道にそれましたが、これで設計製図の完了です。一式図の製図は遅くとも3時間30分(210分)で終わらせましょう。

エスキスから一式図製図、チェックまでを5時間(300分)でできるようになれば、合格できます!

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