こんにちは!建築系サラリーマンです!木材が高くて高くて毎日胃が痛いマリモコです!
今回は、私が製図時に試行錯誤して改善した方法、イレギュラーな製図方法、などなどを紹介したいと思います!
私は手描き製図を習ったことがありませんので、大体自己流です
いやあこれは…ということもあるかと思いますので悪しからず
製図板に角度をつけよう
まず、二級建築士の製図試験は、製図板の立ち上がり角度が30°までと決まっています
最初はこのように製図板の脚を立てるだけで使っていましたが、1階と2階の平面図を描く時、特に製図板の上端のあたりですね、シャーペンの根本が見えなくなるので立ち上がらないといけないんですよね
それを長時間続けると、そう腰が、腰が痛くなります…非常に辛いです
しかも製図板の脚だけだと、目測15°くらいしかなさそうですよね
先輩に、出来るだけ角度つけると少し楽になるよ!と言われたのでやってみました
製図板の脚の下に色々と挟んでみましたが、これでも30°には到底届きませんでした
結局本番も立ったり座ったりして製図しましたが、角度がついていると見やすくて良かったです
角度がついただけ、覗き込むほど前屈みにならなくて済んだからでしょうね
私より前の席に座っていた男性の受験者数人は、一切立ち上がることなく描き上げていたので、低身長は不利だなあと切ない気持ちになりました
設計製図試験は、エスキスが終わると図面を描くために立ち上がるのが一般的だと聞いていましたが、エスキスが終わっても誰も立ち上がらないから、自分が立ち上がる時は少し恥ずかしかったです…
ちなみに、滑り止めマットのみで高さを出していますので、若干ムニムニします
何故滑り止めマットなのかというと、先輩が前年この方法で試験を受けたという実績と、滑り止めマットは試験元の持ち込み可能なアイテムに記載があるからです
下手にダンボールなどで自作して持ち込んで、当日ダメ出しをくらったら辛いなあという理由でした
ふむ、硬いものを滑り止めマットで包めば良いのでは…?
ドラフティングテープで製図を快適にしよう
ちょっと見にくいですが、上の図面は四隅を斜めにドラフティングテープで止めてあります
これだと、左側に定規が来た時、テンプレートなどに用紙の端が引っかかるんですよね
すごくイライラします
で、このようにテープの貼り方を変えました
左側を上から下まで全部止めました
右はそこまで引っかからないので、二隅を斜めに止めるだけです
本当なら四方全部テープを貼れると、どこも邪魔にならず一番良いのかもしれないのですが、はがす時が大変なので、一辺だけにしました
ドラフティングテープは、はがす時に気を付けないと、紙が破れます…
優しくゆっくりはがしましょう
縦線は自分の描きやすいやり方で
私は右利きなので、右利きでの話です
テキストの通りに線を引く練習をしますが、横線は左から右にで特に問題ないのですが、縦線が個人的に大変問題がありました
縦線は基本的に、定規を右に持ってきて、下から上に引くんです
こうです、これがもうすごく描きにくいんですよ!
右利きの話ですよ?左手で右の三角定規抑えて、そこに右手を交差して直線を下から上に描くんですよ
シャーペンの先が見えないからゆっくり描くことになるし、のぞき込まなきゃだし、歪んだりずれたり線を長く引き過ぎたりします
でもYouTube見ても、そうやって描くのが正しいんですよね…
いや、製図試験で図面が早く出来上がることが一番大事!描き方は採点官にわからないよ!
ということで、縦線は図面の右端から、定規を左側に当て、上から下に引きました
こうです
図面の左端でも可能な限りこの描き方をしました
この引き方の方がずっと速く描けます
慣れたらどちらでも大丈夫なんでしょうが、慣れる必要もなしと判断しました
シャーペンを持ち替えよう
持ち替えると製図スピードが落ちそうで、結構ギリギリまで0.5mm一本で描いていましたが、メリハリを求めて0.7にも手を出してみました
私の図面の描き方は、1図面ずつ完成させていくスタイルなので、0.7で大方描いたあと、必ず0.5に持ち替えて文字や細線を描き込みます
1階・2階平面図の壁などを0.7で描きあげ、細かい線と文字を0.5で描き込む
終わったら伏図…以下略
と、かなり時間を食いそうな描き方です
とりあえず時間内に描けていたので、まあいいやと思い、そのまま行きました
本当は0.7一本で描けたら良かったのですが、どうしても文字が潰れてしまって…
0.7で全ての線を描いた後、文字を最後にまとめて全部0.5で書けば良かったのでは?と思うかもしれませんが、文字を長時間速書きしているともう手の甲が痛くて痛くて痛みをこらえきれず時間をロスしてしまうんです(3分くらい書いてるだけで超痛い)
なんでこんなに手が痛くなる…ハッ!筆圧が異常だからか!と気付き諦めました
文字の書き方、文字を書く時のペンの持ち方は矯正できませんでした
線を引く時は手が痛まないので、線を引く、たまに字を書くサイクルで割とうまくいっている気がしました
そんな時間の無駄なシャーペンの持ち替えを最低でも4回はしていたのですが、そう時間を食った気もしないので、あまり気にしなくて良いと思います
余談ですが…
日建に通った建築士さんにオススメのシャーペンを聞くと0.5のみと言います
総合資格に通った建築士さんにオススメのシャーペンを聞くと0.7と返ってきます
0.7の1本だけで全てを描き上げる猛者もいます
0.3、0.5、0.7の3本を駆使する強者もいます
(図面見せてもらったら美麗でした)
シャーペンジプシーをかなりやりましたが、製図のシャーペンに正解はないから、自分のベストを見つければ良いんだと気付きました
【最終手段】描かないを決める
製図初年度受験は、ひたすら製図のスピードアップに励みます
ですが、製図2年目、3年目の受験者には到底勝てません
試験1週間前ですと、もうこれ以上の目覚ましいスピードアップは望めない、と悟ると思います
その時点で、作図時間が合否に関わるほどギリギリの場合、取捨選択をしましょう
もちろん時間があれば描き込みは大切だと思います
図面が充実して見栄えが良ければ、合格はさらに確実なものとなるでしょう
…でも未完成だと失格ですからね
描かなくても良い図面表現て、実はあります
まず試験元の過去試験の標準解答例を読み込みましょう
…そうするとわかります
あれ?いつも換気扇描いてるけど、換気扇や給気口は一切描かれていないぞ?
おやおや、浴室の入り口のグレーチングも描かれていないぞ?
あれあれ?シャワー室にはシャワーヘッドも描かれていないぞ?
(令和2年試験の標準解答例を見ながら書いています)
標準解答例は、受かるギリギリボーダーラインの精度の図面だという話もありますが、まあまあ置いておいて、これだけ描かなくても合格するということです
時間が足りない人は描くのを辞めましょう一覧です
・寸法線の黒丸は描かない
・換気扇、給気口は描かない
・玄関以外の庇は描かない
・タイルや床の目地は描かない
描かなくて良いんですよ!
【最終手段2】描くを最低限にする
某コーシノニシムラさんがおっしゃっていました目からウロコなYoutubeより
・植栽は1本描けば良い
植栽沢山描くのは図面の見栄えを良くするためのもの
採点の点数にはならない、とのことです
植栽って時間かかりますよね…
総合資格の通信添削では、植栽をもっと描いて!色も塗って!(斜線でね)と激しく描かれました、何度も
私も本試験でエスキスに時間がかかり過ぎ、かなりヤバイ進行でしたので、平面図の植栽は1本だけ描いて次の図面に行きました
まとめ
最後の、実は無理に描かなくても良いんだよシリーズを事前に頭に入れておけると、いざと言う時に端折ることができます
私は命を救われました
あんなギリギリ進行でやっと描き上げた図面で、無事合格できたのは、こういった細かい情報を集めまくったおかげだと思っています
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