こんにちは!今回は、二級建築士の学科試験が終わってから、製図試験までのスケジュールを提案します!
訳がわからない設計製図試験を、一緒に噛み砕いていきましょう
二級建築士の設計製図の流れ
エスキス
プラン作りのことです
正確にはエスキースと言い、フランス語でスケッチのことを指すそうです
試験では、エスキス用の下書き用紙が配られますので、まずその紙に建物の間取り、外構、建物の配置というプランを作ります
こんな感じのラフに描いた間取り図をエスキスと言います
一式図の製図
試験課題で出題されている要求図書をまとめて、一式図と呼びます
木造ですと、平面図、立面図、伏図、矩計図(年によっては断面図と部分詳細図)、計画の要点、面積表、などですね
全て1枚の紙に描きます
一式図はA2の図面1枚にまとめて描きます
設計製図マスタースケジュール
まずエスキスをできるようになる
一式図を何も見ないで描けるようになる
上記を制限時間内にできるようになる
こればっかりはひたすら製図板に向かうのみ!ですので、練習方法をググりまくって確立した私のスケジュールを紹介します
7月第1日曜 二級建築士学科試験
9月第2日曜 二級建築士設計製図試験
令和4年の予定で行くと、7/3学科、9/11製図です
学科試験が終わった日から約2ヶ月で設計製図試験になります
2ヶ月でエスキスと製図が時間内にできるようにならなければいけません
頑張れば製図の勉強は2ヶ月で終わるってことですね!
エスキスから一式図を全て描く練習をしても、最初は全部で10時間くらいかかりますので、とても疲れます
個別に分けて練習するべきです
通し練習は、最後になっても大丈夫です!
まずは学科試験が終わったら、当日中に自己採点をして、設計製図試験を受けれるのかどうか確認しておきましょう
オススメスケジュール(木造)
7月
・製図道具を揃える
・矩計図を覚える
(断面図と部分詳細図の年もある)
・1階平面図兼配置図/2階平面図を覚える
・2階床伏図兼1階小屋伏図を覚える
・立面図を覚える
8月初旬〜8月15日頃まで
・上記一式図を3時間30分程で描けるようにする
8月15日〜8月末まで
・エスキスのやり方を勉強する
9月
・エスキスから一式図まで通し練習をする
オススメスケジュール(RC造)
7月
・製図道具を揃える
・部分詳細図を覚える
・1階平面図兼配置図を覚える
2階平面図を覚える
3階平面図を覚える(ない年もある)
・立面図を覚える
・断面図を覚える
8月初旬〜8月15日頃まで
・上記一式図を3時間30分で描けるようにする
8月15日〜8月末まで
・エスキスのやり方を勉強する
9月
・エスキスから一式図まで通し練習をする
注意点・心掛け
お盆までに製図速度を上げることにひたすら時間を注ぎましょう
本番で製図が終わらなかった場合は、一発失格なんです
途中まで描いてあるからその分だけ採点してもらう…ことはできないのです
学科試験と違うのは、まず完成させないと土俵に上がれないこということなのです
採点してもらう為の土俵に上がる、為の製図練習です
あとは、毎日練習すれば大丈夫!速くなります
今日は疲れたからもう寝ようとか、ちょっとテレビ観ようとか、一切なしです
淡々と毎日決まった時間製図板に向かい続けましょう
私は9月までに仕上がるのか不安で不安で、自然と暇さえあれば製図板に向かっていました
あとは、学科の勉強に比べて製図自体が楽しかったので、そこまで苦ではありませんでした
製図速度が日に日に上がって行くことを実感できるので、やり甲斐も感じやすかったのではないかと思います
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